Pythonをこれから始めたいと思ったとき、Windows環境で最初につまずきやすいのが「環境構築」です。
- どれをインストールすればいいの?
- よく聞く Anaconda は本当に必要?
- 入れたけど、うまく動かない…
なお、そもそも「なぜAnacondaを使わないのか?」という判断の話については、こちらの記事で整理しています。
▶ Python初心者にAnacondaをおすすめしない理由
この記事のゴール
この記事を最後まで読むと、次の状態になります。
- WindowsでPythonが実行できる
- プロジェクトごとに環境を分けて使える
- VS CodeでPythonコードを書いて動かせる
今回使うのは、次の3つだけです。
- 公式Python
- 仮想環境(venv)
- VS Code
Anacondaや複雑な設定は使いません。
WindowsでPython環境を作る全体像
今回の構成はとてもシンプルです。
- Python本体:公式サイトからインストール
- 仮想環境:venv(Python標準)
- エディタ:VS Code
最初から全部入りの環境を用意するより、必要なものだけを、必要なタイミングで足す方が初心者には迷いにくくなります。
① 公式Pythonをインストールする
まずはPython本体をインストールします。
Python公式サイトからダウンロード
以下の公式サイトにアクセスします。
「Downloads」から Windows用の最新版 を選び、インストーラーをダウンロードしてください。
※ 特別な理由がなければ、最新版で問題ありません。
インストール時の注意点(重要)
インストーラーを起動したら、最初の画面で必ずチェックしてほしい項目があります。
✅ Add Python to PATH
このチェックを入れてから「Install Now」をクリックしてください。
他の項目は、基本的に デフォルトのままでOK です。
② プロジェクト用フォルダを作る
次に、Pythonの作業用フォルダを作ります。
場所はどこでも構いませんが、例として「Documents」配下に作ってみましょう。
mkdir python-projects
cd python-projects
mkdir myproject
cd myprojectこれで、myproject フォルダの中で作業する準備ができました。
③ 仮想環境(venv)を作成する
Pythonには、プロジェクトごとに環境を分ける仕組みが標準で用意されています。
それが venv です。
仮想環境を作る
以下のコマンドを実行します。
python -m venv venvvenv という名前のフォルダが作られればOKです。
(名前は自由ですが、ここでは venv に統一します)
仮想環境を有効化する
続いて、仮想環境を有効化します。
venv\Scripts\activateコマンドプロンプトの先頭に(venv) のような表示が出れば成功です。
④ 必要なライブラリをインストールする
仮想環境が有効な状態で、必要なライブラリだけをインストールします。
例として、requests を入れてみます。
pip install requestsインストールされたライブラリを確認するには、次のコマンドです。
pip listこのように、必要なものだけを自分で把握できる状態を作るのがポイントです。
⑤ VS Codeで作業できるようにする
最後に、コードを書くためのエディタを用意します。
VS Codeをインストール
以下の公式サイトからダウンロードします。
インストールは、基本的にデフォルト設定で問題ありません。
Python拡張機能を追加する
VS Codeを起動したら、拡張機能(Extensions)から 「Python」 を検索してインストールします。
Microsoft公式のものを選んでください。
仮想環境が認識されているか確認
VS Codeで myproject フォルダを開き、ターミナルを開きます。
仮想環境が有効な状態でPythonを実行できればOKです。
python --versionよくあるつまずきポイント
python が認識されない
- Pythonのインストール時にAdd Python to PATH にチェックが入っていない可能性があります。
activate できない
venv\Scripts\activateのパスが間違っていないか確認してください。
VS Codeが仮想環境を拾わない
- VS Codeの右下で、Pythonの実行環境を選択し直してみてください。
まとめ|Windowsならこの構成で十分
WindowsでPythonを始めるなら、
- Anacondaは使わなくてOK
- 公式Python+venvで十分
- 最初は「軽く・分かりやすく」が正解
環境構築で迷う時間が減ると、Pythonそのものの学習に集中できるようになります。
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