Pythonを始めようとすると、最初にいきなりたくさんの選択肢が出てきます。
Anaconda、仮想環境、エディタ、Docker、WSL……。
調べれば調べるほど、「何から手をつければいいのか」分からなくなる。
実は、私も何度かそこで立ち止まりました。
でも今は、はっきり言えます。
Pythonを始めるだけなら、そんなに要りません。
私は、次の構成で十分でした。
Pythonはこれだけで始められる
公式Python+venv+VS Code
私が今も使っている構成は、これだけです。
- 公式Python
- venv(仮想環境)
- VS Code
この3つで、学習も、業務ツール作成も、Webアプリ開発も行っています。
さらに言えば、学習だけでなく、
- データベース(SQLite / PostgreSQL など)の操作
- SSHでのサーバー接続・操作
- VPS上でのPythonアプリ運用
といったことも、この構成のままで対応できます。
特別な環境を用意しなくても、Pythonを使った「実務に近いこと」は、ちゃんとできます。
Pythonは「全部入り」じゃなくていい
Anacondaが悪いわけではありません。
便利ですし、環境が一気に整うのも事実です。
ただ、初心者の段階ではこんな状況が起きやすくなります。
- 何が入っているのか分からない
- トラブルが起きても原因が分からない
- 「Pythonの問題」なのか「環境の問題」なのか判断できない
これが続くと、コード以前に疲れてしまうんですよね。
Pythonを学びたいのに、環境と戦う時間が増えてしまう。
それは、もったいないと思っています。
私が「最小構成」をおすすめする理由
① Pythonの動きがそのまま理解できる
公式Pythonを使うと、「Pythonが本来どう動くか」をそのまま体験できます。
何か問題が起きても、
- Pythonの問題か
- 自分のコードの問題か
切り分けがしやすい。
これは、後々かなり効いてきます。
② venvの意味が“体感で”分かる
最初はよく分からない「仮想環境」。
でも、venvだけを使っていると、
- なぜ環境を分けるのか
- なぜ requirements.txt が必要なのか
が、感覚的に分かるようになります。
これは後からDockerや別の環境に進むときにも、確実に役立ちます。
③ VS Codeで作業が完結する
VS Codeは、
- エディタ
- ターミナル
- 仮想環境操作
- デバッグ
すべてが一つの画面で完結します。
「道具を覚える」ことに頭を使わず、Pythonを書くことに集中できるのが大きな利点です。
私は、これで「困らなかった」
正直に言います。
- 最初からDockerを知らなくても
- Anacondaを使わなくても
- 特別な構成を組まなくても
Pythonはちゃんと学べました。
むしろ、
「余計なことを考えなくて済んだ」
というのが、いちばん大きなメリットだったと思います。
この記事で、あえて書かないこと
この記事では、次のものは扱っていません。
- Anacondaの詳しい使い方
- DockerやWSLの導入手順
- 環境構築の細かすぎる設定
理由はシンプルです。
最初に迷わせたくないから。
必要になったときに、必要なものを足せばいい。
その判断ができる状態になることの方が、ずっと大切だと思っています。
迷ったら、これを選んでください
Python初心者の方には、まずこう伝えたいです。
完璧な環境はいりません。
動いて、書けて、理解できれば十分です。
私は、「公式Python+venv+VS Code」この構成で、今もPythonを書いています。
だからこそ、言えます。
私は、これで十分でした。
補足:もし一人で進むのが不安な方へ
この記事では、公式Python+venv+VS Code という最小構成をおすすめしました。
基本的には、このページの内容だけでもPythonは始められます。
ただ、
- 環境構築で一度つまずくと不安になる
- 「この進め方で合っているか」を確認したい
- 次に何を学べばいいか分からなくなる
そんな方は、一冊だけ“指針になる本”を持っておくのも一つの方法です。
私が最初の一冊として無理なく勧められるのは、独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで です。
この本は、
- 環境で迷わせない
- 学び方・進め方が分かる
- 初心者から次の段階まで見通せる
という点で、このページの考え方と矛盾しません。
まとめ
Pythonを始めるのに、完璧な環境はいりません。
必要なのは、
- 迷わず始められること
- 手を動かせること
- 理解しながら進めること
私は、公式Python+venv+VS Code この構成で、それができました。
だから、胸を張って言えます。
私は、これで十分でした。
