Python入門者が作れるものは何?|非エンジニアでも作れる具体例7選

Python入門者が作れるものは何?

Pythonを勉強し始めたものの、「で、結局なにが作れるようになるの?」と感じたことはありませんか。

この疑問は、とても自然なものです。
実際、多くの入門者が“文法は学んだけど、使い道が見えない”ところで立ち止まってしまいます。

この記事では、非エンジニアの方でもPythonで実際に作れる具体例を紹介します。

全部を作れる必要はありません。
「これなら使えそう」と思えるものがひとつ見つかれば、それで十分です。

この記事を書いている人

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Pythonで、現場の「ちょっと面倒」を楽にする仕組みを作っています。
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目次

入力して計算できる「簡単なツール」

Pythonの学習を始めたばかりの頃は、まず基本的なスクリプトを作成することから始めましょう。例えば、次のようなシンプルなプログラムがあります。

Hello, World!

「まずは“動くものを自分で作れた”という体験を得ることが目的です。」

これは最も基本的なPythonプログラムで、Pythonの構文に慣れるための第一歩です。

Python
print("Hello, World!")

基本的な計算機

Python
# 二つの数を入力
num1 = input("最初の数を入力してください: ")
num2 = input("次の数を入力してください: ")

# 数値に変換
num1 = float(num1)
num2 = float(num2)

# 足し算
result = num1 + num2

# 結果を表示
print("結果は: ", result)

このような基本的な計算機プログラムを作ることで、ユーザー入力の処理や基本的な演算の方法を学ぶことができます。

遊びながら学べる「数字当てゲーム」

Pythonでは、テキストベースのゲームも簡単に作成できます。例えば、数字当てゲームを作成してみましょう。

数字当てゲーム

Python
import random

number_to_guess = random.randint(1, 100)
guess = None

while guess != number_to_guess:
    guess = int(input("1から100までの数字を当ててください: "))
    
    if guess < number_to_guess:
        print("もっと大きい数字です")
    elif guess > number_to_guess:
        print("もっと小さい数字です")
    else:
        print("正解です!")

このゲームでは、乱数を生成し、ユーザーにその数字を当てさせることで、条件分岐やループ処理を学ぶことができます。

簡単なウェブスクレイピング

ウェブスクレイピングを使えば、インターネット上のデータを自動で収集することができます。PythonにはBeautifulSouprequestsといった強力なライブラリがあります。

BeautifulSoupを使ったウェブスクレイピング

Python
import requests
from bs4 import BeautifulSoup

url = 'https://example.com'
response = requests.get(url)
soup = BeautifulSoup(response.text, 'html.parser')

# 例: タイトルを取得
title = soup.title.string
print("ページのタイトル: ", title)

このスクリプトは、指定したウェブページのタイトルを取得するシンプルな例です。ウェブスクレイピングは、データ収集や分析に非常に便利です。

※ Webスクレイピングは、サイトの利用規約で禁止されている場合があります。
実際に使う際は、必ず規約を確認してください。

データ分析と可視化

Pythonはデータ分析の分野でも広く使われています。pandasmatplotlibといったライブラリを使えば、データの処理や可視化が簡単に行えます。

pandasとmatplotlibを使ったデータ分析

Python
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt

# サンプルデータを読み込む
data = pd.read_csv('sample_data.csv')

# データを表示
print(data.head())

# データを可視化
data.plot(kind='bar')
plt.show()

このスクリプトでは、CSVファイルからデータを読み込み、それを棒グラフとして可視化しています。データ分析の基礎を学ぶために最適です。

Webアプリケーション

PythonのフレームワークであるFlaskを使えば、簡単なWebアプリケーションを作成できます。

Flaskを使ったWebアプリケーション

Python
from flask import Flask

app = Flask(__name__)

@app.route('/')
def home():
    return "Hello, Flask!"

if __name__ == '__main__':
    app.run(debug=True)

このシンプルなアプリケーションは、Flaskを使って「Hello, Flask!」というメッセージを表示するWebページを作成します。Web開発の基礎を学ぶための良い出発点です。

GUIアプリケーション

Pythonのtkinterライブラリを使えば、デスクトップアプリケーションも作成できます。

tkinterを使った簡単なGUIアプリケーション

Python
import tkinter as tk

# ウィンドウの作成
window = tk.Tk()
window.title("簡単なGUIアプリ")

# ラベルの作成
label = tk.Label(window, text="Hello, Tkinter!")
label.pack()

# ウィンドウの表示
window.mainloop()

このスクリプトは、シンプルなウィンドウに「Hello, Tkinter!」というメッセージを表示します。GUIアプリケーションの基礎を学ぶために役立ちます。

自動化スクリプト

Pythonを使えば、日常の作業を自動化するスクリプトを作成することもできます。

ファイル名の一括変更スクリプト

「毎回手作業でやっている面倒な作業を、1クリックで終わらせられます。」

Python
import os

def rename_files(directory, prefix):
    for count, filename in enumerate(os.listdir(directory)):
        dst = f"{prefix}_{str(count)}.txt"
        src = f"{directory}/{filename}"
        dst = f"{directory}/{dst}"
        
        # 名前を変更
        os.rename(src, dst)

directory = "path/to/your/directory"
prefix = "new_name"
rename_files(directory, prefix)

このスクリプトは、指定したディレクトリ内のファイル名を一括で変更します。

「写真整理・請求書整理・資料提出前の整形」など、事務作業で特に役立ちます。

まとめ

ここで紹介したものを、すべて作れる必要はありません。
まずは「これなら自分の仕事で使えそう」と感じたものを1つ選び、コードを少しだけ自分用に書き換えてみてください。

Pythonは、「覚えてから使う」よりも「使いながら覚える」ほうが、ずっと続きます。

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